今から30年~40年前というのはユニフォームや同じ事務服を着る制服に対して反発する空気が高まっていました。「学校や大人たちによる抑圧」というイメージがあったからです。さらに言葉を刺激的に言うなら「権力の手法」というイメージでもありました。しかし、時代が変遷するにしたがってそのような陰湿なイメージはなくなってきています。

実は、日本ほどユニフォームや同じ事務服という制服が巷に溢れている国はありません。周りの見渡しますと、私立学校はほとんどが制服ですし、会社関係においても多くがユニフォームまたは同じ事務服という制服を着ています。しかも最近では制服を着る義務がないところでも制服を好んで着ている人さえいます。このことは制服がある意味でブランドを示していることを証明してくることになります。

このようにユニフォームや制服にはある機能があるのですが、まず挙げられるのは「一員である」という安心感を与えることです。次にあげられるのは精神的なものですが、モチベーションを上げるのに役立っています。制服が規範を守らせるという効果があります。一時期マスコミで取り上げられた新幹線の清掃の素早さですが、この方々は同じ作業服を身につけていましたが、今ではあの作業服を着ていることはプライドにつながっているそうです。

これに関連しますと、制服というのは求人にも好影響を与えています。女子中学生などは高校を選ぶときに制服を基準にすることさえありますし、航空会社のCAなども制服が憧れの要因になったりもしています。このようにユニフォームや制服はいろいろな方面に影響を与えますので経営上においても重要な要因となっています。